走りの桜鯛と名残のヤリイカ狙い
4月の上越でやや時期外れなヤリイカを含む「タイラバ&ヤリイカリレー」なる釣りモノをネットで見つけ、走りの桜鯛と名残りのヤリイカを期待して、初めて市振ガイドサービスさんの海成丸の乗合船に便乗しました。
■当日のコンディション
長潮(濁り)
水温11℃
4時45分港集合。小さな漁港で車は船のすぐ目の前に駐車できる。
釣り座は船長の指示で右舷側のミヨシになった。
乗船者は全員で6名。そのうち4人のグループがトモ側になり、私ともう一人のボッチ客がミヨシ側に決められた。
■速い潮に苦戦
ポイントにはすぐ到着した印象。10分くらいだろうか。富山湾の湾口部周辺だ。最初はタイラバでスタート。内心はヤリイカを先にやってほしかったがしかたがない。
タイラバのときは6人全員が右舷に並んでドテラ流しスタイル。水深は70-100m前後が多かった。
船長から60-80gのタイラバヘッドの指示があり、80gでスタートしたが、フォールさせてみると予想以上にタイラバが流されるので100gにウエイトアップ。さらに徐々に潮がきつくなり最終的には手持ちで最重量の200gに。
ポツ、ポツと周囲でアタリが出はじめた。ゲスト魚のサバだ。まあまあの型でみなキープしている様子だ。私には当たらない。4人グループの1人に2kg前後の真鯛が上がった。しばらくして同じグループにキロ未満の真鯛も上がる。
■船長の助言で桜鯛キャッチ
私には真鯛もサバもアタリ無し。すると船長から「もう少し早く巻いたほうがいいかも」とアドバイス。早速実践してみるとボトムを取ってから10巻きくらいでパクッて感じのヒット。頭を振り、引きも強いので良型の真鯛を確信。浮上してみるとキロ未満サイズだった。潮がきつかったので良型と錯覚してしまった。取り込みは誰もタモ入れしてくれる気配がなく、初めての船でタモのある場所も分からなかったので、仕方なくリーダーを掴んで抜き上げた。このヒットで要領を掴んだつもりが、その後はヒットなし。これ以降は船中でも真鯛は上がらなかった。
■ヤリイカ不発
アタリが遠のくと、ヤリイカ釣りに移行することになった。移動時間が短く、準備が間に合わない。私は胴付き仕掛けにスッテ、プラヅノ、餌巻きエギなどを10本セットした仕掛け。オモリは事前に船長に確認し100号。
水深135m
ボトムを取って糸ふけを取るが着ノリなし。
誘い上げ、誘い下げ、シェイク、巻き落としなど少ない引き出しから色々駆使してみるがアタリなし。他の乗客も同様だ。やはり時期外れなのだろう。
しばらくして、私の竿にアタリが来た。クイッ、クイッと竿先が小刻みに動くアタリ。追いノリを狙いフワフワ巻き上げるが追いノリなし。とりあえずリールを巻き上げてみると1番下の餌巻きエギに良型のヤリイカが1杯ついていた。よし、よし。
だが、ヤリイカもこれ以降アタリ無し。船中でも小ヤリが1杯上がった程度だったようだ。
船長は3流しくらいでヤリイカを諦め、再びタイラバゲーム。
前半戦以上に潮が速くなり、釣り糸がほぼ真横に出ていく状態。200gのタイラバヘッドでもボトムが取りづらい。これ以上重いヘッドは今日は持ってきていない。釣りにならない。
周囲ではメバルやカサゴやエソなどのゲスト魚がポツポツと上がったが、真鯛の追加はなかった。
このまま12時30分頃沖上がりとなった。
真鯛1、ヤリイカ1と本命はキャッチできたものの、数・型ともにやや不完全燃焼の釣果でした。